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特集

◆エミール・ゾラ関連
ゾラ展見学記
(2003年2月)
ゾラ没後100年を記念して、フランス国立図書館においてゾラ展が開催された。本国フランスでは非常に人気のある作家のひとりであるゾラには年代を問わず愛好者が多く、専門的な研究もすすんでいることが展示から窺うことができた。そのほか、ゾラ博物館(メダン記念館)訪問記などを付する。
私訳『プラッサンの征服』
(2002年9月)
ルーゴン・マッカール双書第4巻にあたるゾラの『プラッサンの征服』は、ある家系に属する人々を遺伝的体質と社会環境の双方に規定されるものとして描き出そうとした「双書」の基本構想をかなり忠実に実現した作品として、双書中初期の傑作のひとつにかぞえられている。
原文検索システム
(2003年4月)
「一行も書かぬ日はなし」を座右銘として執筆に励んだゾラは、主著『ルーゴン・マッカール双書』をはじめとして膨大な量の文章を残した。その巨大な業績に対しテキスト分析の光を当てようとする試みの一助として、ゾラ作品の膨大な本文から任意の単語をリストアップする検索機能を提供する。

◆フランスの作家を読む
ミュッセ
(2002年6月)
19世紀前半、ロマン主義の全盛期を生きた天才児アルフレッド・ド・ミュッセは、詩人・劇作家・小説家として、恋人たちの憂愁と孤独、繊細な恋愛感情の動きを追究した真摯な作品を数多く残した。詩と恋に生涯を捧げたこの詩人の霊感の源には、多くの女性、とりわけ才女ジョルジュ・サンドとの恋愛とその破綻という、痛切な経験が脈打っている。

◆フランス文学史
◆注意◆
特集「フランス文学史」シリーズは、「フランス文学データベース」の一部として改訂・再編集しました。下記のリンクは、改訂後の新ページ(カテゴリ「データベース」内)に対して貼ってあります。あえて旧ページをご覧になりたい場合は、「旧ページ」のリンクを選んでください。
中世
(2001年8月)
シャルルマーニュ帝国の崩壊ののち動揺を続けていたフランス社会はやがて、ローマ・カトリック教会の台頭を背景にフランス国家形成への歩みを始める。それはまたフランス文学誕生の歩みでもあった。カペー王朝からヴァロワ王朝へ、四世紀の長きにわたって成熟を遂げていくフランス文学の夜明け。
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16世紀
(2001年7月)
数百年にわたる封建制支配の成熟ののち、ヨーロッパ中世社会秩序はゆるやかに終焉を迎えようとしていた。ギリシア・ローマ文化の再発見、アメリカ大陸への到達、カトリック教会の腐敗とこれに対抗する新しい宗教運動。知識に目覚めた人々は次第に人間性への信頼を回復し、近代への最初の躍動が始まる。ルネサンスと宗教改革、解放と混乱の時代の文学史。
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17世紀
(2001年6月)
ルネサンスと宗教改革の混乱を越え、17世紀フランスではブルボン王家の覇権が確立しつつあった。やがてルイ14世の治世下で絶対王政の最盛期を迎え、サロンを中心に華やかな宮廷文化が花開く。洗練された宮廷人たちは古代文学に範をとり、秩序と規則を重んずる洗練された文学を展開した。古典主義文学の完成である。
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18世紀
(2001年5月)
太陽王ルイの死に象徴される絶対王政の凋落は、引き続く外交的失敗や財政難と相俟ってフランスの屋台骨を揺るがした。科学的知識に目覚め、相対的・批判的を身につけた哲学者たちが、人間の幸福とは何かを問うて思想を開花させ、きたるべき革命を準備してゆく。人間の進歩を信じて戦い続けた、啓蒙と理性の文学史。
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19世紀
(2001年4月、10月)
相次ぐ政変のさなか、フランス文学はロマン主義の時代を迎える。詩人たちは感性と想像力を解放し、夢と幻想を情熱的に歌いあげて時代の精神を築いた。その一方で実証主義と科学が発展し、厳しい現実に目を向けようとする傾向も生まれる。作家たちの激しいエネルギーが交錯した、多産なる世紀の文学史。
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20世紀
(2002年4月)
帝国主義の伸張の果てに、空前の被害を残す二度の大戦の脅威がフランスを覆う。不安と恐怖が支配する時代に、世界の意味に対する信頼は崩れ、ニヒリズムと不条理の深淵が人々の前に口を開く。シュルレアリスム、実存主義、そしてヌーヴォー・ロマンは、いずれもこの課題に取り組もうとする作家たちの苦闘の成果にほかならなかった。
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