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千一夜物語マルドリュス版|船乗りシンドバードの第五話 |
死ぬまで肩車させられ続ける恐るべき海の長老との出会い。
枠深度 | 3 |
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話し手 | 船乗りシンドバード |
聞き手 | 荷かつぎシンドバード |
夜々 | 第306夜-第308夜 |
相当範囲 | 第4巻pp.494-506 |
作者が語る「千一夜物語」の、
作中人物であるシャハラザードが語る「船乗りシンドバードの物語」の、
作中人物である船乗りシンドバードが語る。
贅沢に飽きたシンドバードは今度は自ら船主となって出航した。しかしある島に停泊したとき船客たちが何も知らずに怪鳥ロクの卵から雛を引きずり出して焼肉にしてしまったので、両親のロクの報復を受けて船は沈んでしまう。シンドバードはある島に流れ着いて川にさしかかったところ、川を渡りかねている老人がいたので肩車で渡してやる。しかしこの老人は、相手が死ぬまで肩の上にしがみつくという恐ろしい「海の長老」であった。シンドバードは海の長老を担がされたまま日々を送るが、あるとき葡萄酒を作ることを思いついたところ、海の長老がそれを飲んでフラフラになったので運よく長老を振り落として殺す。シンドバードは別の船に救出されて島を出、別の島にある「猿が町」で椰子の実を集める。これを元手に真珠を採取して大金持ちになったシンドバードは無事バグダードに帰還する。
海の長老 | 挿話 | 川の手前でたたずんでいる老人。親切心を起こして肩車をしてやると、絶対に降りようとしない。 | 第4巻p.498 |
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葡萄酒をつくる | 知識 | 第4巻p.500 | |
死 | 表現 | 頭蓋は割れ、血は肉に混ざった。 | 第4巻p.502 |
呪いの詩句 | 表現 | なにとぞアッラーは、けっしてきゃつの魂を憐れみたまわぬように。 | 第4巻p.502 |
椰子の採取法 | 挿話 | 高い椰子の木の上に住んでいる猿に小石を投げつけると、怒って椰子の実を投げ返してくるので、地面に落ちたものを楽々と収穫する。 | 第4巻p.504 |
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