凡例
識別番号とチャート名
本巻の冒険全体を、分岐・連絡の構造を考慮しつつ、主なイベントのまとまり(チャート)ごとに区分した。各チャートは〈識別番号〉と名称を組み合わせて〈1〉三つの洞窟のように表記する。識別番号は、そのチャートに進入したことの目印となりやすい項目(パラグラフ)の番号を当ててあり、チャートの入口(そのチャートに進入した際の最初の項目)とは必ずしも一致しない。また、進入経路によってはその番号の項目を通過しないこともある。
チャート間の移動
チャート間における遷移の可能性は、チャート接続図に模式的に示されている。上下に隣接しているチャート間では、上のチャートから下のチャートへ遷移するルートが少なくとも1つは存在することを表している。チャート間の移動は上下に隣接している場合に限り、かつ原則として上から下(↓)に向かってのみ可能である。冒険は最上段から開始し、隣接するチャートを下方向に順にたどりながら最下段に至ることで終了する。なお各チャートの形状は接続関係を正確に図示するという観点から決定されており、その占有面積が項目数に比例しているわけではない。
移動に関する例外
チャート間の上下移動に関して、本巻では以下のような例外が存在する。
- 〈109〉三人の赤目から〈135〉武器が集まる金属柱に直接遷移するルートが存在するが、チャート間の上下接続として図示しきれないため記号を用いて示した。ジャンプ元記号「→※」からジャンプ先記号「※→」に遷移するルートが存在することを示している。
- デッドエンド項目やデッドエンドに至ることが確実な項目群のうちの一部には、文章の脈絡を損なわない限りで、複数のチャートから遷移先として重複利用されているものがある。これらについてはそれぞれを独立のチャートとして扱い(デッドエンドチャートと称する)、遷移先のチャートが存在しないことを空の領域で示した。〈140〉奥の院、〈576〉粘液獣の息、〈430〉衛兵に発覚の三つがそれにあたる。
- デッドエンドチャートのうち〈576〉粘液獣の息は、〈397〉スローベンドア2から遷移する可能性があるが、チャート間の上下接続として図示できないため記号を用いて示した。ジャンプ元記号「→☆」からジャンプ先記号「☆→」に遷移するルートが存在することを示している。
- 〈4〉豆人との再会において、通過済みのチャートに遡行するルートが存在する。遡行先は多くあるが、そのうち〈321〉最上階の老人と〈102〉隠された塔については、図中に上向き矢印(↑)で示した。また〈441〉谷を渡る方法への遡行は、ジャンプ元記号「→◎」とジャンプ先記号「◎→」により示した。この他に、第1巻・第2巻・第3巻の特定地点に遡行する場合があり、これらはジャンプ先記号「◎→」を各巻のチャート接続図中に示してある。
- 〈4〉豆人との再会からの遡行により、すでに通過済みの〈321〉最上階の老人に遷移する可能性がある。この二度目の進入時には、行動しだいで〈321〉最上階の老人を再び繰り返す場合と、〈210〉冠の奪還に遷移する場合とがある。そこで、〈321〉最上階の老人は二か所に分けて表示し、二度目から一度目に遡行する可能性があることを上向き矢印(↑)で示した。
経過日数
本巻における経過日数は3日である。