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Rablais, François (1494?-1553) |
16世紀のユマニスト。弁護士の子としてシノンの近くで生まれ、修道院生活のかたわらビュデなどのユマニストと交際する。修道院を出たのち医師となり、リヨン市立病院、ジャン・デュ・ベレー枢機卿の侍医を務め、その合間に『パンタグリュエル』『ガルガンチュア』などの道化物語を著した。古代の哲学・歴史の知識をもとに、巨人王ガルガンチュアの生涯に仮託して人間本性の自由な発達、同時代の医者・神学者の風刺を展開したため、パンタグリュエル『第三の書』はパリ大学により焚書とされた。 |
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