フランス文学|ランボー

ランボー

アルチュール・ランボー(Rimbaud, Arthur 1854-1891

[フランス語] 19世紀の詩人。

生涯

シャルルヴィル生まれ。幼少時より神童の評判を得て詩作を志し、バカロレアを放棄してパリに家出、17歳でパリ・コミューンに共鳴する。その後10歳年上の詩人ヴェルレーヌとの同棲関係に入り、2年後の発砲事件まで懶惰な生活を続けた。「見者」と自己規定して『地獄の季節』『イリュミナシオン』などの斬新な詩を書き、シュルレアリスムの先駆のひとりとも見なされうる。21歳で詩作を放棄して貿易商となり、マルセイユで癌により死去。

代表作
地獄の季節
Une Saison en Enfer
1873執筆

イリュミナシオン
Les Illuminations
1874執筆

作品(発表年の古い順)
作品名 原題名 区分 発表年 翻訳
見者の手紙 Lettres du voyant 書簡 1871
地獄の季節 Une Saison en Enfer 1873執筆 1938〈小林秀雄訳〉
イリュミナシオン Les Illuminations 1874執筆 1938〈小林秀雄訳〉
翻訳書
書名 編訳者 発行月 収録作品
河出文庫『ランボー全詩集』 鈴木創士 2010-02 未確認
ちくま文庫『ランボー全詩集』 宇佐美斉 訳 1996-03 未確認
新潮文庫『ランボー詩集』 堀口大學 1951-10 未確認
岩波文庫『地獄の季節』 小林秀雄 1938-08 地獄の季節 ほか1編
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