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グラック [小説] Le Rivage des Syrtes, 1951
頽廃する大国オルセンナの貴族の家系に生まれた「わたし」は、気まぐれから、国の南端シルト海岸への赴任を希望する。そこは、シルト海を挟んだ敵国ファルゲスタンとの間に半ば忘却された戦争が続いている奇妙な前線だった。だが、「わたし」のとった行動をきっかけにして緩慢な破滅への幕が開く。
比喩に満ちた独特の格調高い文体により、宿命の力によって破滅へと傾斜してゆく国家を描いたグラック最大の長編。シュルレアリスムの影響を受けながらも、言語の力によってイメージを喚起しようとする詩的散文体により読時の世界を確立した。1951年ゴンクール賞を受けるも受賞拒否。
版 | 編訳者 | 訳年 ↓ | 注記 | 文献 |
---|---|---|---|---|
安藤元雄ちくま訳 | 安藤元雄 訳 | 2003 | - | ちくま文庫『シルトの岸辺』 |
初出ページ数は〈安藤元雄ちくま訳〉による。
名称 | 初出ページ |
---|---|
オルセンナ | 7 |
サン・ドメニコ街 | 7 |
ゼンタ河 | 7 |
シルト海 | 11 |
シルト州 | 11 |
ファルゲスタン | 14 |
メルカンツァ | 20 |
マレンマ | 32 |
テングリ | 40 |
ラーゴス | 40 |
トランギア | 40 |
ゲルラ | 40 |
ミルフェ | 40 |
タルガラ | 40 |
ウルガゾンテ | 40 |
アミクト | 40 |
サルマノエ | 40 |
ディルチェータ | 40 |
セルヴァッジ公園 | 68 |
ボルゴ街 | 72 |
サグラの廃墟 | 96 |
ラーゴス | 156 |
オルテロ | 164 |
グロンツォ | 174 |
ヴェッツァノ | 208 |
聖ダマスス寺院 | 256 |
聖ヴィタリス | 259 |
エンガディ | 489 |
サレプタの水場 | 489 |
名称 | 初出ページ |
---|---|
マリノ大佐 | 24 |
ロベルト | 31 |
ファブリツィオ | 31 |
ジョヴァンニ | 31 |
アルドー(私) | 7/42 |
ロドリゴ | 65 |
ヴァネッサ・アルドブランディ | 67-68 |
オルランドー | 70 |
アルドブランディ老人 | 72 |
サグラの船の番人 | 102 |
女 | 127 |
ジュリオ・ベルセンツァ | 129 |
ロンゴーネ | 155 |
オルセオロ | 155 |
ピエロ・アルドブランディ | 156 |
ベッポ | 164 |
カルロ | 167 |
マリオ | 174 |
フォルツォーネ伯爵 | 234 |
モンティ元老院議員 | 234 |
モンティ元老院議員の奥方 | 234 |
聖ヴィタリス | 274 |
ベルトラン | 362 |
ヴィオラ | 363 |
ジャコモ | 379 |
ファウスト | 424 |
父 | 425 |
ダニエロ | 431 |
名称 | 初出ページ |
---|---|
ルドゥータブル号 | 30 |
アルドブランディ家 | 48 |
ガザニード族 | 489 |
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