エーメ [中編小説] Traversée de Paris, 1947
版 | 編訳者 | 訳年 ↓ | 注記 | 文献 |
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露崎俊和中公訳 | 露崎俊和 訳 | 2005 | - | 中公文庫『マルセル・エメ傑作短編集』 所収 |
露崎俊和福武訳 | 露崎俊和 訳 | 1990 | - | 福武文庫『クールな男』 所収 |
話は危ない方向へ曲がり始めていた。マルタンはすぐに出発すべきだと感じた。一服するってのは、と彼は考えた。一歩後退して苦痛や疲労がどれほどか測ってみるってことだ。すると頭が働きだす。だが、苦役に没頭していれば、仕事以外のことは忘れていられる。(……)
〈露崎俊和中公訳〉p.112
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