フランス文学デュマ(ペール)|黒いチューリップ

黒いチューリップ

デュマ(ペール) [小説] La Tulipe Noire, 1850

あらすじ

チューリップ栽培に情熱をかける青年コルネリウスは、莫大な懸賞金のかけられた黒いチューリップの栽培に成功するが、かれを妬む隣人の栽培家ボクステルの陰謀により、反逆者ヤン・デ・ウィットの共謀者として逮捕されてしまう。コルネリウスは牢番の娘ローザに三つしかない貴重な球根を託し、黒いチューリップの花を咲かせようとするのだが、第一の球根は踏みつぶされ、第二の球根は見事な黒い花を咲かせたもののボクステルに盗まれてしまう。コルネリウスは、黒いチューリップの栽培者の栄誉をボクステルに奪われてしまうのだろうか……?

翻訳(訳年の新しい順)
編訳者 訳年 注記 文献
松下和則訳 松下和則 1964 中央公論社『世界の文学7 ユゴー デュマ』 所収
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