静かな語り口で「自由」への愛着を謳いあげる詩。
'Liberté' "Poésie et vérité 1942", 1942
『フランス名詩選』(岩波文庫、1998年)所収
|
【1】 大島弓子の漫画で、エリュアールのこの詩をモチーフにしたもの(「ローズティーセレモニー」)を読んだことがあったので、「自由」と名づけられたこの詩のことを、知らないわけではなかった。しかし、今回、意識せず『フランス名詩選』を入手して、それから初めてこの詩の原文が掲載されていることに気づいたのだが、読んでみてあらためて非常に感銘を受けたのである。 Sur mes cahiers d'écolier 「僕の学校のノートの上に という一節で始まるこの詩は、詩にしてはかなりの長さに及ぶ。 Et par le pouvoir d'un mot 「ひとつの言葉の力によって この最後の部分の原文は、言葉の連なりがあまりに美しく、朗読してみるだけで厳粛な感情が湧きおこってくる。基礎だけでもフランス語を学んでおいてよかった、と私は思ったものである。 |
|