登場人物総覧 |
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抜粋集 |
| 基礎情報 |
| 原題 | Les Faux-Monnayeurs |
| 区分 | 小説 |
| 作者 | アンドレ・ジッド (André Gide, 1869-1951) |
| 刊年 | 1926年 |
| 準拠文献 |
アンドレ・ジイド『贋金つくり(上・下)』 (川口篤訳、岩波文庫、1962-1963年) |
| 関連リンク |
DATA:ジッド |
DATA:『贋金つくり』 |
書評:『贋金つくり』 |
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| 概説 |
日本では『狭き門』などの作品でよく知られる20世紀の作家アンドレ・ジッドは、道徳的欺瞞の拒否と自己の内的省察を極限まで追求し、その成果を作品に結実させていった。ジッドの小説には(1)恋愛感情や生命の感覚を追求した『狭き門』『背徳者』などの心理小説の系譜と、(2)『法王庁の抜け穴』に代表される諷刺小説の系譜とが相補いながら共存しているが、やがてかれは従来の小説概念を根本から覆し、(3)小説に固有でない一切の要素を排した、純粋小説の創作を試みる。ジッドは独自の分類法にしたがい、これら自己の小説をそれぞれ(1)レシ(récit)、(2)ソチ(sotie)、(3)ロマン(roman)と呼ぶこととした。 『贋金つくり』は、ジッドの創作方法論を具体化し、以上のような基準に従ってロマンに分類された、唯一の作品である。家出した青年ベルナールの体験と、小説家エドゥワールの精神的探求の過程を描き、「贋金つくり」の語に貨幣偽造組織と「自己の虚像を顕示する者」との二重の意味を含ませる。ジッドの創作の到達点ともいうべき本作は、プルーストの『失われた時を求めて』と並び、20世紀の小説観を転換させた重要な作品と言えよう。 |
| あらすじ |
母の不倫の子であることを知ったベルナールは、家出したことがきっかけとなって作家エドゥワールの秘書として働く。エドゥワールは、愛人に捨てられたことを夫に告白できずにいる旧友ローラの窮地を救おうとするが、ローラの愛人とはベルナールの親友オリヴィエの兄であった。 エドゥワールの甥でもある文学青年オリヴィエは叔父への崇拝と愛情を胸に隠しつつ新しい文学雑誌の創刊に関わろうとしていた。だがその雑誌の出資者であるパッサヴァン伯爵はエドゥワールの文学上のライバルであり、偽造貨幣の流通組織にも関与していた。 友人の孫の世話を頼まれたエドゥワールは、その少年ボリスをスイスから連れだし、私塾ヴデル・アザイス塾に入れる。オリヴィエの弟、パッサヴァンの弟など同世代の少年が集まるヴデル・アザイス塾を舞台に、虚像と実像とを使い分けながら、人々は複雑な関係を織りなしていく。 |
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