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Staël, Madame de (1766-1817) |
19世紀の小説家。パリ生まれ、フランス革命直前の首相ネッケルの娘。スタール=ホルスタイン男爵と結婚するがまもなく離婚。若い頃からルソーを崇拝し、サロンの主宰者として活躍、バンジャマン・コンスタンとの恋愛関係が有名。ゲーテやシラーなどドイツ文学の紹介を通じて、風土と結びついた趣味や文学の多様性・相対性を説き、ロマン主義に影響を与えた。革命時代には追放されてスイスに亡命、反ナポレオン陣営の有力者となるが、ナポレオン没落後はパリに戻った。女権拡張論者の嚆矢としても知られる。 |
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