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Chateaubriand, François-René de (1768-1848) |
19世紀の小説家。貴族の息子としてサン=マロに生まれる。アメリカで冒険生活を送り当初は革命にも好意的であったが、ルイ16世の処刑を機に反革命に転じ、王政復古期のフランス外相として政治的に活躍した。30歳ごろキリスト教に復帰し、護教論的大作『キリスト教精髄』において、趣味を洗練させるという見地からキリスト教を称揚する芸術的宗教観を展開する。その文体は華麗で諧調に富み、自然の礼賛、宗教的敬虔さや自我の解放を謳ってロマン主義の先駆をなした。 |
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